世界で一番やさしい 資料作りの教科書 著者:榊巻亮

榊巻亮さんの有名な本として、「世界で一番やさしい」シリーズが特に知られています。

今回は、その中でも2019年に発売された「世界で一番やさしい 資料作りの教科書」に関して、紹介していこうと思う。

「あらすじ」

プレゼンに悩む若手社員が、コンサルタントの父などの助言を受けながら「伝わる資料作り」を学んでいく物語形式のビジネス書。

資料作成の「原理原則」や「7つのステップ」を実践的に解説し、資料作りだけではなく効果的なコミュニケーション方法も身につく内容となっている。

この記事の目次

01 | 本を読むべき人はこんな人

02 | 本を読もうと思ったきっかけ

03 | 本を読んだ感想

04 | 本を読んで学べること・活かせること

05 | 最後に

結論から先に話すと、以下に当てはまる人はこの本をぜひ読む価値があると思ってます。

  • 資料作りに携わることがある人
  • どうやって資料作りをすれば良いかわからない人
  • よく上司からこの資料で何が言いたいかわからないと言われる人

この本は資料作りに携わることがある方が実用的なことを学べるため、資料作りで悩んでいる方には為になることが多い本となっています。

資料作りといっても幅が広い部分はりますが、この本では、資料作りのスキルだけでなく、現場でどのようにコミニケーションをして、資料を作っていくかの過程が学べるため、仕事にすぐ活きる本となっていますね。

また、私もそうだったが、資料で何が伝えたいのか、論点がどこなのか?という整理ができておらず、指摘をもらうことも多い方にはヒントが得られる本となっているため、そういう悩みがある人にもおすすめと感じています。

筆者は、28歳の時に未経験でコンサル会社へ転職し、今までよりも資料作成作りをする仕事・機会が格段に増えたという経験があります。

当時は、色々な本やYOUTUBEを見ては学びを続けていましたが、その際に資料作りだけでなく、実際にすぐ使えるスキルが身につくということでAmazonのレビューを発見して、この本を購入しようと決めました。

まず所感として、とても読みやすく、そして実際の現場でのストーリー形式で描かれているため、登場人物に共感がしやすく、頭に入ってきやすいというのが印象的。

私も読んでいて、あー自分もできていないなと共感することも多かったし、そうそうと読みながら読むことができたので、頭にも残るし、自分の仕事と重ね合わせながら読むことができたというのが非常によかったと思っている点です。

そしてレビューを見ていた通り、ただのパワーポイントのスキルだけでなく、実際に仕事の依頼を受けてから、どのように考えて、周りの人とコミニケーションをして、資料を作成するか、その一連の考え方が学べる。この点が非常に参考になります。

個人的には社会人1年目に読んでおきたかったなと読んだ後に思いましたが、社会人6年目になって読んでもたくさんの学びがあり、読んでよかった本の一つです。

  • 仕事を前に進める資料作りのノウハウ
  • 仕事の受け方・依頼の仕方
  • 仕事の認識を合わせる会話のコツ

上記で記載した中で、一番学びになったのは、仕事を前に進めるための資料作りのノウハウかなと個人的には感じています。

やはり資料作りとなると、どういった内容を書くか迷う場面もありますがが、メッセージの質、実際の作成手順、それによって仕事が前に進むということがかなり重要です。そのことをストーリー形式で学ばせていただけるのですごく良い本です。

実際に知るだけですぐ仕事のスキルが上がるわけではないとは思ってますが、根本となる考え方という意味では非常に参考になってます。

また、資料作りの過程では、仕事の依頼や受け方の話も発生しますよね。

この本ではそのようなコミニケーションの方法を言語化してくれているので、自分も仕事の中で思っていたことがクリアになり、実際に活用してみようと思うことも多かったですね。

自分は、初めて資料作りをした時は、正直何から考えたら良いかわからないことが多かったです。社会人なりたての人だったり、転職や部署移動等でそういう機会が増える方はきっと多いと思っています。

だって、学生の期間中にそういうことを教えてくれる方はそうそういないもんですから。

この本を読んですぐ資料作りが上手くなるかと言われると、それはもちろん実務で経験していくことで上達していく必要があるとは思います。

ただ、資料作りに慣れていない人にとって、具体的に資料を作成していくSTEPの解像度はこの本を読むとかなり上がると思ってます。実際自分も、この本を読むことで手はかなり動くようになったし、それによって色々資料作成をしていく中で、中身の精度やスキルを上げていくことでより良い資料作成ができるようになってきた自負があります。

そのため、何かしら資料作りに困っている方や悩んでいる方は、ヒントを得られる1冊になっているのではないだろうか。自分も迷った時は立ち返ってまた読んでみようと思う。

おわり

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